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なおとの随筆集

【随筆】刷り込み

いま50代の私小中高の学生時代水を飲むなと部活などでしごかれた その意識がしみついて水分をあまりとらない癖がついてしまったせいか40代のときはじめて熱中症にしかも冬 「冬でも水分とらないといけません」そう言われてそれからはこまめに摂るように...
僕たちは母を介護する

第18話「生命力」

《3日目》 弟ともに、病院へついた。11時前。三男夫婦も同じ時間だった。 集中治療室へ向かい、面会を告げる。やはり忙しい時間帯のようだ。少し待つように言われ、控室に行った。30分ほど待った。「面会は難しいかもな」弟たちに向けて、つぶやいた。...
僕たちは母を介護する

第17話「現状把握」

続いて弟が話しかける。私は後ろに下がると男性のスタッフが入ってきた。「こんにちは」声をかけられたので、挨拶を返した。「昨夜は、血圧が著しく下がりましたので血圧を上げる薬を投与しています」機械に表示されている血圧の数値は正常に見えた。「それで...
お腹の痛みと心の弱さ~過敏性腸症候群の私~

02「腹痛のはじまり」

腹痛が始まったのはいつか・・・ これを書き始める前に、最初の腹痛の記憶を思い返しました。  いや、不思議なことにとても辛い思い出は忘れないもので・・・ 記憶に残る最初の腹痛は、小学生だったある年の瀬です。  私は小学1~2年生の時から、家事...
僕たちは母を介護する

第16話「意識」

次男を迎えに行き、病院へ向かう。「どんな状況だろうか・・・」弟が消え入るような声で私に尋ねた。「わからないが・・・何かあったら連絡があるだろう。連絡はなかったから悪い事にはなっていないんだと思うよ。」弟もあまり眠れていないようだ。疲れが顔に...
なおとの随筆集

【随筆】おもちゃの磁石

どこまでさかのぼれるか記憶の時間を逆再生してみたひらがな形をしたプラスチックのおもちゃ近所の友達におもちゃから磁石を外してあげていた 使えなくなった文字のおもちゃ親に知られ怒られる恐怖磁石を友達にあけないと仲間外れにされる恐怖 一番古い記憶...
僕たちは母を介護する

第15話「就寝」

(原因不明・・・)人間の身体のことだ、わからないこともある。医学については全くわからないが、理解はできた。 (病院に頼るしかないのは最初からわかっていた。少しでも何かわかればと調べたが・・・原因がわかったところで意味はない。今は御袋の生命力...
なおとの随筆集

【随筆】自分らしく

生まれてから数十年はじめて一人の生活さみしくなるかなとすこし不安があったけど不思議ととても気持ちが楽自分の思うように生きられる
僕たちは母を介護する

第14話「調べる」

【人工肛門について】人工肛門について調べるため、インターネットで検索してみた。(ストーマ・・・?、オストメイト?)初めて聞く単語だった。何やら人工肛門に装着する器具?のようなものらしい。(これではない…) なぜ腸に穴が開いたのか、その原因を...
僕たちは母を介護する

第13話「買い物」

次男を送ってから、私は近くのホームセンターへ行った。病院でもらった必要な物品のリストを眺め、コーナーを探した。歯ブラシ・歯磨き粉・はし・スプーン・プラスチックコップ・タオル・バスタオル・ティッシュペーパーにウエットティッシュ、シャンプーに下...
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