お腹の痛みと心の弱さ~過敏性腸症候群の私~ 第31話「退院?、介護と今後」 「こんにちは。少しご質問をさせていただきます」「はい」「現在のお母さんの状態はどのような感じですか」一瞬「ん?」と思った。カルテや御袋を見ればわかることなのになぜ聞くのかと思ってしまったが、先ほど見た御袋の状態を伝えた。そして「先生(担当医... 2024.08.25 お腹の痛みと心の弱さ~過敏性腸症候群の私~
僕たちは母を介護する 第26話「一般病棟」 《13日目》 9時22分病院の事務から電話がかかってきた。「今日の11時に一般病棟に移ります」「はい、わかりました」「面会のことと、入院で準備していただきたいものをお伝えします」事務的な話し方だが内容は以下のとおりだった。〇面会 ・感染症対... 2024.08.15 僕たちは母を介護する
お腹の痛みと心の弱さ~過敏性腸症候群の私~ 10「病院へ」 今思い返すと、診療代がもったいなかったなーと思えるほど病院に通いました。でも、当時の私としては仕方なかったことです。 どうしても良くなりたい、腹痛から開放されたい私は、友人、会社の上司同僚、お客様などに状況を話し、「あそこの病院、いいらしい... 2024.06.27 お腹の痛みと心の弱さ~過敏性腸症候群の私~
僕たちは母を介護する 第16「意識」 次男を迎えに行き、病院へ向かう。「どんな状況だろうか・・・」弟が消え入るような声で私に尋ねた。「わからないが・・・何かあったら連絡があるだろう。連絡はなかったから悪い事にはなっていないんだと思うよ。」弟もあまり眠れていないようだ。疲れが顔に... 2024.06.15 僕たちは母を介護する
僕たちは母を介護する 第15話「就寝」 (原因不明・・・)人間の身体のことだ、わからないこともある。医学については全くわからないが、理解はできた。 (病院に頼るしかないのは最初からわかっていた。少しでも何かわかればと調べたが・・・原因がわかったところで意味はない。今は御袋の生命力... 2024.06.15 僕たちは母を介護する
僕たちは母を介護する 第10話「待機1時間」 その後、また控室に戻った。12時が過ぎた。予定通りなら17時過ぎには手術が終わる。腹が減った。弟も朝から何も食べていない。御袋も、医師たちも頑張っているが、私たちも倒れるわけにはいかない。「何か食べようか。待っている間に俺たちが倒れたらいか... 2024.06.15 僕たちは母を介護する
僕たちは母を介護する 第6話「驚愕と平静」 先生が椅子に座り、挨拶をされた。とても若い先生だ。時間のせいだろうか、疲れが少し見られるように感じた。夜勤だったのかもしれない。そんな観察ができるほど、私の心は落ち着いていた。その落ち着いた心と反し、頭の中では先生の次の言葉は「食あたりです... 2024.06.14 僕たちは母を介護する
僕たちは母を介護する 第4話「到着」 A病院まで30㎞くらい、時間にして40分。私はA病院には一度行ったことがあった。それでもナビを確認したのは、最短距離で行こうと思ったからだ。途中、ナビは私が想像していた道とは違うコースを指示したが、迷わずそれに従って走らせた。 草刈り作業の... 2024.06.14 僕たちは母を介護する
僕たちは母を介護する 第3話「向かう」 そんなことを思い出しながら、毎朝行っている軽めのストレッチを終えた。 (ま、今はどうもできないから連絡が来るまで待とう) 心につぶやきながら、朝の準備をすることにした。 《7時30分》地区の草刈り活動の準備を始めた。草刈り機の混合油と、人数... 2024.06.14 僕たちは母を介護する