腹痛が始まったのはいつか・・・
これを書き始める前に、最初の腹痛の記憶を思い返しました。
いや、不思議なことにとても辛い思い出は忘れないもので・・・
記憶に残る最初の腹痛は、小学生だったある年の瀬です。
私は小学1~2年生の時から、家事手伝いをしていました。
最初は、飼っていた文鳥の鳥かごを掃除。学年が上がると風呂の掃除や部屋の掃除、そして玄関の掃除を親から言われ手伝っていました。
小さな頃からさせられていると、掃除も嫌だなぁとは思いませんでした。
それどころか、親から褒められると嬉しくなり、気分よく頑張りました。
そんな日常で迎えた年末大掃除のある日。
年に一度しかしない外窓の水拭きや、いつもより念入りに行う風呂の掃除、そして換気扇の掃除など普段やらない作業もやりました。
そして、夜は恒例の餅つき。
もちろん、臼と杵をつかった餅つきでなく、餅つき機による餅づくりです。
餅つきは年に一度の行事なので楽しくてたまりません。無邪気に楽しんでいました。
しかし、そんな楽しい時間が終わるころ、それは突然始まったのです。
お腹が痛い…苦しい…
初めて体験する激痛。
ストーブの前で横たわり、ただただ我慢するだけです。
そのうち痛みが収まらないと恐怖感が襲ってきました。
どうしようもない痛み、終わらない痛み、この先どうなるのか。
なんだこれ、なんで痛い、どうすればなおるの?と、苦しみながら、悶えながら、排便が起こるまで約1時間ぐらい、便意のない痛みと恐怖で泣きそうなくらい耐えていました。